崩れる本棚’s blog

文芸ユニット崩れる本棚の公式ブログ

崩れる本棚No.2 架空ストアにて販売開始! & 特別企画

こんばんは、ウサギノヴィッチです。

 

タイトルの通り日付変わって明日の九時から『崩れる本棚No.2』が架空ストアにて発売になります。

ここにアドレス載っけておきますね。


崩れる本棚No.2 by ウサギノヴィッチ~雑貨と本と演劇の架空ストア(雑貨委託販売)

 

そして!

発売記念として、「『崩れる本棚No.2』U-side」をやりたいと思います。

完全にPさんのパクリですがやります!

 

まず『崩れる本棚No.2』を開きますと目次がありまして、一番最初の作品が、あんなさんの『何、故』があります。

あんなさんの人柄を知っているせいか、普段の彼女の言動からは考えられないシャープな文章で、まるで映像を見ているような気分になります。文章が映像的になんですが、その光景や人物に肉体的なものを感じないんですよね、観察しているような、無機物のような感じました。これは自分の憧れなんですけど、長い1文を意味につまずかずに読ませる文章をかけるって素晴らしいしうらやましいです。

 

さてその次の作品は福田ミチロウさんの『GIVE ME MORE LOVE ~道重さゆみ卒業スペシャル~』

これは記事作成時にどうやったらタイトルがどうやったら綺麗に並べられるか考えました。そして、出来上がったのがベストだと思います。

楽屋話はこの辺にして、内容ですがこれは一回読んでいただければわかるかもしれないですけど、サブタイトルに出てくる道重さゆみが出てこないし、福田ミチロウさんの道重さゆみへの愛情がわからないんですね。で、ですね、自分なりの回答を探してみたんですけど、「兄は三文字、同じ言葉を繰り返していた。見えたのだ。私の名前と同じに動く口の形を。処女喪失、そんな気分だった。(本文より引用)」この三文字の私の名前がきっと「さゆみ」であって、この作品が現実の道重さゆみではなくパラレルな世界のアイドルじゃなかった道重さゆみだと思いました。邪推かもしれないですが……

 

三番目に収録されているのが、Pさんの『眠れない話』です。

Pさんは自分のレビューでは言いにくそうでしたね。そこに書いてあった通りに僕はこの作品は難解だというのは変わりません。わからないけど、わからないなりに読んでみると所々に「抜く」というか笑わせにかかる部分があるんですね。自動スターバックスとか白木屋(作者より訂正:あれは「白木屋」限定ではなく、むしろ「ああ、『銀のうんぬんかんぬん』……えっ、こんな所もモンテローザなの!?」的な、メジャーじゃないモンテローザ系列店です)の描写とかは完全に笑わせにかかっている感じがあります。それはPさんのサービス精神でやっているところで書いているような気がしています。実際のPさんも面白い人ですが、小説でもおふざけをやっているようです。 あとこの作品に出てくるやりとりのうちにいくつかは自分と話したやりとりがあるし、『眠れない話』という作品自体、二人で話したことをベースに書いているそうです。

 

そして、最後にあるのがウサギノヴィッチの『ワンチャン』です。

自分語りなるのが痛々しい感じもするけど、させてください。

この作品を書くきっかけは、書く直前に知り合った同い年のバンドの人たちとの出会いからでした。自分の年を書くのは恥ずかしいですが、三十過ぎて小説を書いているっていうのはどうなんだろうと少し悩んでいた時に、そのバンドに出会って「このままでいいんだ」と思えたんです。そこからイメージして、自分のやっていたことだった演劇をモチーフに、アラサー男女が三年ぶりに劇団を復活させるという着想を得ました。アラサーの悩みだったり、過去のしがらみだったり、いろいろ自分にまとわりついていたことをその中に放り込んでみたのがこの小説です。

長くなると本当にダメなんで、この辺でやめておきますが、「あるある」と思っていただけたら幸いです。

 

さてさて、次回のNo.3はどうなるんでしょうか?

もう若干動き出しています。

五月まで半年を切りました、いや、今年もあと四週間です!

最後に、もう一度なりますが、崩れる本棚が架空ストアにて販売開始です。

みなさん、よろしくお願いします!

 


崩れる本棚No.2 by ウサギノヴィッチ~雑貨と本と演劇の架空ストア(雑貨委託販売)