第19回文学フリーマーケットお疲れさまでした
こんばんは、ウサギノヴィッチです。
文フリ終わりましたね。
買っていただいた方、手伝っていただいた方、寄稿していただいた方、リツイートしていただいた方、チラシでも立ち読みでもブースの前に止まっていただいた方、すべての人に感謝したいと思います。
こうやって、総括みたいなことをしてしまうと本当に終わってしまうような気がします。時間的には昨日ですが、会場から搬出した荷物が家に届いて、「あぁ、終わってしまった」と実感しました。
Pさんが次に向けての企画を早速練っているようですが、自分の方でも次回の文フリに向けて考えていることは多々あります。しかし、自分一人の力ではどうしようもないことばかりなので、とりあえず、年内は小休止したいと思います。所属しているtwitter文芸部にも寄稿する小説の〆切もありますし、個人的なイベント事が多いので、そっちに力を注ぐことになると思います。
自分もPさんみたいにレビューを書けたら書いていきたいと思います。ただ、みなさんにはご存知(?)かもしれないですけど、ウサギノヴィッチは語彙力のない人間で文学理論さえままならないので、ものすごく感覚的な言葉になってしまうかもしれません。それでも Pさんの企画には乗っかって行きたいなと思っています。
さて、Pさんの記事と自分の記事を読んでてお判りかもしれませんが、ちょっと崩れる本棚が傾きかけています。文フリでの売り上げが芳しくなかった。これは事実です。次回では、一冊でも多くお客様の手に取っていただけて、一冊でも多く売れるにはどうしたらいいか。それが打ち上げの際にPさんと話し合いました。お互いになにかしなくてはという気持ちにはなっているのが共通していることかなと思います。次の一手をさてどうしようというのが、これも共通した認識なのかもしれません。今やれること思いついたことをやっていく、それが今は面白い時期なのかしれないです。
とにかく、崩れる本棚は問題が山積しているんです。
ぶっちゃけて言うなら、精算がまだなのですが、それをするのも恐ろしいし、荷解きするのも怖いくらいです。それだけ文フリが良かった楽しかったというのはあるんですが……。
おそらくたぶん十中八九、次回文フリには参加します。それにあたっての今回の反省や次への材料はあるとおもいます。それを糧にして頑張りたいと思います。
本当にみなさまありがとうございました。
崩れる本棚 ウサギノヴィッチ
P.S
寝る前に書いた文章なので、若干気持ち悪いくらいに気持ちが入っているので、起きてもっかい読んだときに変だったら書き直します。
文学フリマ終了! お疲れ様でした。/総レビュー企画について
みなさんこんばんは。崩れる本棚寄稿者、Pさんです。
……えらく普通だとお思いか。そうです、しばらくは、ただのPさんで行くことに決めました。でないと単にやりづらいからです。
あるいは、ただのPさんというキャラにすることに決めました。
さて、昨日11月24日、めでたくも文学フリマが終わりました。雑誌『崩れる本棚』を買って下さった方々に、厚く御礼を申し上げます。
頒布したのは創刊号の「No.1」と今回の「No.2」とで、おかげさまで「No.1」はもうすぐ在庫がなくなるという所までこぎつけました。しかし……
帰りの電車の中や、打ち上げもやったのですがそこでの話で、ウサギさんとPさんとで、どちらからともなく「No.2はもうちょっと行けたよね」「もうちょっと行きたかった」という話になり。
二つのブレインが電撃を散らしながら次回に向けた対策を練っていました。
その時に出た話もあるし、ウサギさんが個人で考えていることもありましょう。そして私ことPさんが考えているいくつかの「策」もありまして、それは追々発表していくことになるかと思います。
そのとりあえず第一弾として、「今回文フリで買った本のレビューをきちんと書いていこう」をやっていこうと思います。
まあ、「そんなこと当然でしょ」という文フリ参加者の方には当然のことかもしれませんが、一応われわれのやっていなかった事の一つとして上げられることなので、その辺しっかりと落とし前をつけていこうと思っています。
そもそもからしてが、「自分らの雑誌に対するレビューとか、欲しいなあ」と思うばかりで、その自分自身がきちんとレビューを上げないというのも、ずいぶんと虫の良い話です。
かてて加えて、僕は今回、またサイフのヒモをこん時だけはユッルユルにしたので、なぜか、今手元には、なんと17冊もの同人誌があるじゃ、あーりませんか。
チラシだけもらったものも含めれば、もっとあります。
というわけで、これからどれだけのペースでとかは考えていないですが、コンスタントにこの作品たちを紹介していけたらなと思っております。
さあ、僕なんかに本を買われてしまった諸君よ、震え上がりながら待っているがいいさ! フハハハハハハ。
以上、Pさんからでした。その他の細かい情報とかはどこまでオープンにしていいのかわからんので、ウサギノヴィッチ主催(主宰)の言を俟つことにしましょう。アデュー!
文フリにて明日発売!『崩れる本棚 No.2』 P-side
こんばんは、崩れる本棚所属の、Pさんです。
え、普通すぎるって? 虚言妄言ばっかり作るのにちと疲れたので、最後に素ー(すー)で今回の雑誌について、紹介していきたいと思います。
ちなみに、↓の記事で「崩れる本棚です」って、あたかも名前みたいに言っているのは、主催のウサギさん(あるいはウサギノヴィッチさん)です。
さあ、どんどんぶっちゃけていきまっせ!
まず、そもそも(そ↓も↑そ↑も↑、と発言する)、文学フリマとはこりゃ一体なんぞやという所から。
某ティアとか、某コミケとかというのは、いろんな物を売るといっても、マンガとか、イラスト集とか、それでなくてもビジュアル寄りの何かを頒布する即売会になっておりますが、この「文学フリマ」は、より文字媒体を意識した即売会なのです。
文字「媒体」を「意識」したって、どんだけ遠回しな言い方なんだよ、まるで追及を免れようとしている悪徳企業みたいじゃないかとお思いの方もいるかと思いますが、「詩や小説をメインにした」とあながち言い切れない所もありまして、そもそも本の装幀の腕試し、という主旨で冊子や、「評論」という名目で、ただひたすらに街の中にあるうさんくさいものを週刊誌的な文体で紹介し続けるだけという冊子を頒布しているサークルまであります、やろうと思えば何でもアリですね。
とはいえメインは「小説」と「詩」もしくは「評論」といったところで、「文学」といってもいわゆる「純文学」にとどまるわけではなく、むしろラノベ的なものが量的には多かったりします。
で、ウチラは、まあ、ラノベっぽいって言えるような作品は、たぶんないですね。
とはいえ、純粋にブンガクに寄ってってるのかといえば、そうでもなく、タブンにエンタテイーンメント性も顧慮しておる作品もありつつの、中間といった感じで、その辺は、ウサギノヴィッチ主催の趣味が反映されてる感が無きにしもあらずです。
そんな文学フリマ。ついに明日、開催です。
場所は、東京湾の香り漂う埋立地「平和島」内にある「東京流通センター」。浜松町からモノレールで「東京流通センター駅」にひとっとび!
ぜひ当日、お誘い合わせの上、お越し頂けたらと思います。
つぎに内容紹介。
スィノプシース(あんなさんの場合は詩の冒頭だけど)は↓の記事にある通りですが、僕なりの主観的な感想を、ひと足先の読者としてそえさせてもらえればと思います。
あんな『何、故に』
このあんなさんという人は、日本語という言語のクライシスを自我に関わるものとして引き受けているというケウな書き手で、スルスルラと割と日常的な言葉を使って読めるようでいて、フッと何かが食い違うという感覚に満ちたこれは詩に出来上がっていると思います。
このステキに冷たくもぬるましい言葉の連なりは、巻頭にふさわしいと思います。
福田ミチロウ『GIVE ME MORE LOVE ~道重さゆみ卒業スペシャル~』
そのステキ気分を見事にメスで捻じ切ってくれるのがこの作品。性と生きることのドギツさをグイグイこちらに押し込んでくる、近親……的なキケンな香りに包まれています。
僕自身はモー娘。といえば、も一度好きって聞かせてほしい世代なので、この作品がどういう風に、道重さゆみさんへのリスペクトになっているのかは、わからないのですが、なんかむっちゃハマってるな、っていうのはわかります。
作品からわかることでは、ないけれども。一作を一人物に献じるというのは、それだけでソートーなもんではないでしょうか。
Pさん『眠れない話』
まあ、自分の作品ほど、語りにくいものも、ないわけですけれども、とりあえず「Pさん」というのは「さん」までが名前だということだけは、ことわっておきます。
そして、これは、一応誰が何と言おうと、自分では小説だと思い込んでいる、ということも。
あとの肝心の内容については、ウサギノヴィッチ社長の言を藉りたいと思います。
曰く、っていうかきのうプチ飲み会があってその席で、こちらを指さして笑顔のまま
「こいつのは難解! わけがわからないよ!」
と言われました。
あんなさんは、校正をして、
「すごい大変でした……何が書いてあるかわからない」
だそうです。
ウサギノヴィッチ『ワンチャン』
さて、オートリにきましたるはわれらが主催のこの作品。今回収録された4作の中でも最長の、100枚超えを果たしております。そして、その長さを見事に束ねる結構の強さを持っていると思います。
出てくるキャラも一番多く、4、5人がそれぞれに個性や役割を持っていて、それがストーリーにオトナな起伏を持たせているわけですね。
ウサギノヴィッチ主催は小説では毎回「演劇をやっている人、あるいは志している人」を主題にしており、今回もその例にもれず、かつてあった大学の演劇サークルが事の発端で、それが十数年の時を経て再結成する、みたいな話です。
十何年だったのか、あるいは何十年だったのか、その辺は忘れました。
題名については作者はこだわりはそんなにないらしく、初校の段階では別の題になっていました。
二校のあたりでのスカイプでのやり取り。
ウサギ「この題名と、もう一個迷ったやつがあって、どっちがいいかなって」
P「なんです」
ウサギ「『ワンチャン』っていうんだけど」
P「あー、それだと、そっちの方が、なんかワンチャン感があっていい感じがしますよ、何となく」
ウサギ「でも前の……」
P「いや、でも何となく『ワンチャン』の方が絶対良い感じがしなくもないですよ。めちゃくそ良い感じがしなくもない気がしますよ」
ウサギ「そうかなぁ」
かくしてこの題が決まりました。
『崩れる本棚No.2』ラインナップ紹介
こんばんは、崩れる本棚です。
今日はtwitterで宣伝した『崩れる本棚No.2』のラインナップを一気に紹介したいと思います。
——ながい線のむこうに立ち現れてくる不安なんて、歩いているうちにみえなくなって、今いる場所の心地も、いつのまにかいなくなった誰かみたいに、気づいたらもう感触さえも思い出せない
『何、故に』あんな
「すべてぼくの思い通りになるなんて思っていなかったし、自由にさせてもあげたかったけれど、とうとう君のファンタジーは始まらなかった」――道重さゆみ卒業イブイブ
『GIVE ME MORE LOVE ~道重さゆみ卒業スペシャル~』福田ミチロウ
日本における交流電流の周波数は東日本と西日本で10Hzの違いがある、グンタイアリはひたすら荒野を行軍し、定まった巣を持たない、そんな話だ。訳が分らないって? 夢幻の境にいる男の世迷い言だ、気にするな。
『眠れない話』Pさん
妥協で諦めた夢、周囲が結婚する焦り、すれ違ったままの過去の恋、刺激の少ない日常生活、ずっと秘めてた片思い。そんな絡まった糸をもう一度集めてときほぐしたい。
『ワンチャン』ウサギノヴィッチ
以上、収録順に紹介しました。
発売日は11月24日第19回文学フリーマーケット B-10 崩れる本棚です。
そして、12月1日は架空ストアにて販売開始(予定)です
どうか、どうかご来場、ご購入よろしくお願いします!
入港
のん気な蒸気を吐きながら貨物船が水平線から現れるのだがそれはわれわれにとっては宝を積んだ輝かしい船だ。
あの積み荷の中には三十匹のハクビシンがいてその腹の中に、末端価格のけっこう張るやつがビニールに包んで詰められているのだ。
社長も考えたもんだ。
その船が人工港に近付く様を眺めながら、何度聞いたかわからない社長のご高説をたまわる。
「いいか、決してハクビシンとジャコウネコと間違えるなよ。同じジャコウネコ科だけどな」
「へいへい」
「それと、マングースとも似ているから気をつけろ、マングースはジャコウネコと類縁と言われていてどちらも猫より先行した種であるらしいがな」
「へいへーい」
「積み荷を受け取ったら、まっさきにこの」といって社長はスポイトと液体を見せてくる「下剤をハクビシンに飲ませるんだ」
「へいーへい」
「殺して腹を裂くのはかわいそうだからな、絶対にやるな」
「へいへいー」
「へいは一回!」
「へぇぇぇーーーい」
「ったくもう……」
そうこうするうちに船は入港した。輝かしい、われわれの宝を積んだ貨物船! あのフジツボの張り付いた舷はわれわれの「定礎」の礎となるのだ。
「定礎」ってよく見かけるけど実際なんなのか、知らないけど。
ゴロゴロと大八車に乗せられて渡し板を降りてくる我々のマングース。じゃなかった、ジャコウネコ、あれ、ジャコウネコ科の……「ハクビシンと間違えるな」だっけ、ジャコウネコと、ジャコウネコはジャコウネコ科だがハクビシンはマングースと類縁で先行種が……
ゴチャゴチャ考えているうちに大八車が目の前を通り過ぎようとする、それぞれの俵には「モハ103─15」とか「キハ’14」とか事務的な数字がテプラ(TM Kingjim)で貼られているだけで何のヒントにもならないではないか!
で、祈るように、あるいは折るようにして俵の音に耳を澄ますのだが、果たせるかな、その中からは、まぎれもなくハクビシンとマングースとジャコウネコが俵の内側を引っかく音がするではないか!
一体どれがどれだったのか。ままよ、といって「キハ’14」の俵をつかみ取る。
「こちら、税関の方から来た者ですけれども、こちらの輸入品を調べさせてもらってもよろしいでしょうか?」
「よろしおま」
といって俵を裏の方に持っていって中を確認する。そこには確かに、マングースの群れが入っていた。よし、よし……!
任務完了(コンプリート)だ。ところが社長が笑っていない。いや、笑っているように見えるのは攻撃的に上唇を撥ね上げているからか。
「君の仕事は、これで終わりだ、いろんな意味でな」
「ご、ごべんなしゃい」頬が膨らんでてうまく喋れない。
「この失敗は、社のいかなる財をもってしても賄えないものだ。わかっているのか?」
「……今日、残業していきますから」
「そういう問題じゃないんだ!」
「ひ~ン……」
一方その頃、「表の顔」の方の「崩れる本棚」は、集稿も校正も整形も無事終わり、出版代行の会社に無事入稿を終えましたとさ。
更正期間
あー。。。。。。。。。
暇だ、、、、、、、、
ギイィィ……「おい、136番、出ろ。昼食の時間だ」ガシャーン
あーーーーーーー
また、くさぃめし、、、、、、
午前中わ、教誨のぢかんだった・・・・・
丸子と又井がどーのこーの、、、
マヂ退屈なんですヶド・・・・・
それから。。。。。。。。
午後わ、仲間とバスヶットボール。。。。。。。。。。。
重たぃボールを、ぶつけられるのヵ・・・・
もぅぃゃ・・・・・・
22時になれば、消灯、、、、、、、、、
の、はずなんだヶド
ぇ・・・・・・・・
マヂで・・・・・・・
「崩れる本棚の校正」・・・・・・
しかも、22:00~7:00って書ぃてぁる・・・・・
寝るぢかん、ないヂャン!!!!!!!!
眠れない、ヂャン!!!!!!!!
・・・・・・・・・・ぁレ?
「眠れなぃ」と言ぇば・・・・・・・
「眠れない」と言えば?!?!?!?!
(以下ぢごぅ。。。。。。)
(Pさん)
脱肛
脱肛、もとい脱稿しました。
10/19、つまり本日が『崩れる本棚』全作品の締切で、締切を守らなかった人間は、人類の想像し得る最も悪辣な拷問を受けると、話には聞いていたけれども無事その刑を受ける人間はおらず、これから校正期間に入ります。
脱肛による出血にはコレ、ネリプロクト注入軟膏!
ネリプロクト坐剤 バイエル [処方薬] お薬検索 -メディカルiタウン
ボラギノールと同じ「あの」形をしているので、中の出血にも、外側の荒れにも効きます。